タクシー求人サイトのウソ・ホント!?

SNSフォローボタン

フォローする




求人広告

タクシーの求人サイトの内容はウソ!?ホント!?

皆さんは、タクシーの求人サイトをご覧になった事ありますか?

  • 「低い離職率」
  • 「自由な時間が増えた」
  • 「結構稼げる」

など、『現状の仕事に不安や不満を持っている人の心』に響きそうな言葉が目を引きます。

でも、本当にそうなのでしょうか?

  • 離職率って本当に低いの?
  • 自由な時間はどのくらい?
  • 「結構稼げる」の“結構”ってどのくらい?

について経験者として真実をお伝えしましょう!

スポンサードリンク

離職率って本当に低いの?

グッバイ!

私がタクシードライバーになって、もう直ぐ一年が経とうとしています。

その間にウチの営業所内でドライバーを辞めた人数は、10人程です。

営業所内ドライバーの人数が100人足らずですので、約1/10が辞めていきました。

体調を崩して勤務を続けるのが困難という理由が一番多かったようでが、他の職業と比べ高齢者が多い職業なのでやむおえないでしょう。

後は、他の職種に転職、欠勤が増え自然消滅、勤務態度に問題が有り解雇など、事情は様々です。

中には(『離職』にならないのかもしれませんが) 他のタクシー会社に移った人もいます。

これは我が社に限った事ではなく、他社でもよく聞く話です。

欠勤が増え自然消滅というのは、
タクシーは一人でする仕事です。予約でも受けていない限り、休んでも損をするのは休んだ本人だけ。

当然、自制心が無いとズルズル休みが増えて行き辞めていくという人も出てきます。

何れにせよ、約1/10が辞めている状態では離職率が低いとは言えないでしょう。

自由な時間はどのくらい?

タクシードライバーになって自由な時間は増えたのか?と聞かれれば、私の場合は『YES』です。

これは『隔勤だから』というのが大きいですね。

他の『4日出勤1日休み』の勤務ではそこまで増えたとは思わないかも知れません。

では、どれだけ増えたのか?というと、

『このサイトを立ち上げ更新できるくらい』

です!

・・・と言っても分かり難いでしょうか?

これを詳しく説明し出すと話が反れてしまいますので別の機会にさせていただきますが、少しだけ言わせて頂くと、

こんな記事でも結構時間が掛っているのですよ。

時計とパソコン

話を戻して。

年休を取れば2週間休み?!

ドライバーは正規雇用から半年過ぎると、シフトの休日以外に『年休』(年次有給休暇)を10日取る事が出来ます。

A勤・P勤は素直に10日ですが、隔勤は1日で2日分ですので5日休める計算になります。

私はまだ取っていませんが、隔勤に年休を組み合わせると、ほぼ2週間の休暇も可能という事になります。

2週間も休暇が有れば時間はソコソコ有りますが、
時間が増えても、時間だけ増えても『先立つモノ』が無ければねぇ~。

カレンダーとお金

スポンサードリンク

「結構稼げる」の“結構”ってどのくらい?

『先立つモノ』が無ければ時間を有効に使えません。

皆さんはタクシードライバーの給料ってどのくらいだと思いますか?

あるブログの話

以前、関東のタクシードライバー(隔勤)の人のブログを読む機会があったのですが、その人は

『月に手取りで軽く50万円くらい』

と書いていました。

ですが、私には信じられませんでした。

隔勤という事は月に12~13日出勤です。

手取り50万という事は、恐らく月100万の売上げ、日割りで8~9万円はコンスタントに上げないと無理でしょう。

時間的にも休憩を2~3時間取らなければならない事を考えると、

休憩以外は『ほぼお客さんを乗せっぱなし』でないといけないのではないかと思われます。

偶にはそんな日も有るかも知れませんが、毎日というのは何か、

『ドライバー不足に悩むタクシー業界の大人の事情が裏に有りそう。』

という憶測を呼んでしまいます。

キーボードにかかる手の影

実際に売上げ額は地域により差がある様で、空港近くは桁違いという話も聞きます。

上のブログの話が全くのウソだとは言い切れませんが、もし事実なら、相当キツイでしょうね。

また少し話が反れました。

月の売上げ目標と給料の計算

私は『隔勤』で、月の売上げ目標は50万円以上ですが、勿論毎月50万円を越えるという訳ではありません。

何とか40万円越えたという月もあります。では、何故目標が50万円以上なのでしょうか?

そもそも何故目標が50万円以上なのか?

何故なら、タクシードライバーの給料は歩合制、売上げ額でパーセンテージが変わるのです。

※以下は一例です。(金額と%は各タクシー会社に依ります。)

月の売上げ額と%(パーセンテージ)

  • 50万円以上は60%
  • 45万円以上は54%
  • 40万円以上は48%

という割合になっています。

この『○○万円』は税金を抜いた金額です。

総売上げに対する税金を引いた金額が、ドライバーの営収(営業収入)になります。

税金額の計算方法は

総売上げ額÷13.5=税金額

となり、目標が50万円以上とするなら54万円以上が必要になります。

税込54万円以上の売上げを単純計算すると

月額面30万円、保険、税金を差し引かれ、手取りで25万円前後ほどです。

『隔勤』と『A勤』はここを毎月の目標にしている人が多いですね。

一般の企業の様なボーナスはドライバーに在りません。

46%を越えた分がボーナスとして支給されます。

どうです?なかなかシビアでしょう?

でも、自分の働いた分が給料に反映されるのは確かな気がします。

スポンサードリンク

1年近く勤めて稼げているか?

面接の時、所長と主任から

「希望の給料はいくら?」

と聞かれ、

「25万円くらいは欲しいです。」

すると、二人とも困った様な顔で、

「25万かぁ~…その額を稼ぐ人はウチの営業所に1/3くらいしか居ないですよ。」

と言われました。

「やっぱりそんなモノか~、頑張ったらイケますよ!くらい言ってほしかったな~。」

というのが本音でしたが、

あれから1年近く勤めて稼げているか?と聞かれると、

最高で手取り25万円、最低で13万円

安定しない日々

というのが正直なところで月々の収入は安定していません。

稼げてはいないですね。

ただ、私だけが稼ぎが安定しないのでは無く、他の人も同じ様です。

そういう業界なのでしょう。

タクシー求人サイトのウソ!?ホント!?まとめ

【離職率って本当に低いの?について】

先ず離職率ですが、低くは無いでしょう。

高齢者の多い職業なので体調を悪くして退職する人がいるというのと、出勤時間が自由なのも原因の多くなのかも知れません。

嫌な仕事も有ります。他に良い仕事が有れば変わりたいとは皆思っていると思いますが、これはどんな職業でも思う事でしょう。

自制心が無いとサボってしまう、サボり易いという事が離職に繋がるのかも。

【自由な時間はどのくらい?について】

自由な時間が欲しいなら隔勤です。

休暇を趣味や家族サービスに使ったり、資格取得やサイト制作など次のステップを目指すという事も出来るかと思います。

ステップ・アップ

【「結構稼げる」の“結構”ってどのくらい?について】

そもそも、何に対しての“結構”なのか疑問なのですが、稼ぎは期待しない方が良い職種だと思います。

もし、コンスタントに稼ぎたいならP勤をおススメします。

生活を見直す切欠に

私もそうですが、今までの生活を見直す切欠になれるかも知れませんよ。

稼げないので、その分節約しないといけませんので、買い物、居酒屋、ツーリングも出来るだけ我慢しています。

出費を抑えて稼ぎのない月の為に備えないとね。

ですが最近、普通の業務以外の仕事(ハイヤー)も偶に廻して貰える様になってきました。

今後、ジャンボタクシーも乗らせて貰えそうで、また1年後はもう少し稼げる様になっているかも知れません。

その話はまたの機会にします。

スポンサーリンク



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする