介護認定の結果・要支援1はどこまで支援してもらえる?料金は?シルバー人材派遣との比較

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先日申込んだ介護認定審査の結果が出ました。

◆介護認定審査に関する記事はコチラ
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私の父の判定は【要支援1】でした。

この【要支援1】とは、

  • どのようなモノなのか?
  • どこまで支援してもらえるのか?

ケア・マネージャーの説明を受けましたので、コチラに書いておこうと思います。

シルバー人材派遣センターとの違いも比べてみましたので参考にしてみてください。
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介護・支援の段階は7段階

介護・支援の段階はサービス利用者の症状に応じて

要支援1~2

要介護1~5

までの7段階あります。

ご存知の方も多いと思いますが、要支援1が1番軽く、要介護5に近づくほど症状が重いという判定になります。

助けを求める人に差し伸べられる手

要介護5に近づくほど受けられるサービスは増えますが、費用も高くなります。

私の父の判定は一番軽い【要支援1】でした。

【要支援1】で受けられる支援の内容

【要支援1】の判定が出た場合、受けられる支援の内容とは、どこまで期待できるのか気になりますね。

まず【要支援1】の認定を受けた人というのは、日常生活をほぼ自力で出来る人という認定です。

この『ほぼ自力で出来る』というのは『生活に少し不自由がある』という事で、

その不自由な部分を手伝ってもらえるというモノです。

なので、例えば

「掃除をして欲しい」

とすると、

掃除をしてもらえる範囲は普段生活に使う場所ダケです。

雑巾で窓を拭く手

普段使わない部屋の掃除窓拭きなどは頼めません。

拭き掃除も、「しゃがむのがツライ」という場合には床掃除は頼めますが、

テーブルの上など拭き易い場所は自分でしなければならないのです。

要は、

『今後、自力で出来る様になる為の支援』

をしてくれるというモノで、 サービスを受けられる時間も週1~2日、1日45分程です。

いわゆる【お手伝いさん】のようなサービスはしてもらえません。

利用者も出来る事を手伝うというのが基本になります。

私の父は現在、シルバー人材センターに依頼し、週2日来ていただいています。

お願いしている内容は、1日2時間の内、主は食料と日用品の買い出しで、

残りの時間で掃除や洗濯をしてもらっています。

支援サービスを受けても1日45分では買い物くらいしか期待できませんので、

父とは、「買い物を支援サービスにお願いして、掃除などをシルバー派遣に頼もうか。」

という話をしています。

スーパーで買い物をする女性

「支援とシルバー派遣を同時に頼んでも良いの?」

と、ケア・マネジャーにも相談しましたが、問題ないそうです。

※その他、訪問型や通所型のサービスや住宅改修費支給などもありますが、その辺はまた別の記事にて後日追加したいと思います。
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【要支援1】で掛る費用

【要支援1】ではどのくらいの費用が必要なのか気になりますよね?

それには先ず、負担割合と支払限度額を知らなければなりません。

【要支援1】の負担割合は年収で決まる

【要支援1】のサービスを受ける場合の負担割合はどのくらいなのでしょうか?

現在のところ利用者の負担額は支援・介護に関わらず年収によりサービス費用の1~2割負担となっていますが、

2018年8月からは3割負担の場合も設定されます。

各負担割合は以下のようになっています。

3割負担 (2018年8月以降)

①本人の合計所得が220万円以上

②同世帯にいる65歳以上の人の「年金収入+その他の合計所得金額」が、
単身世帯=340万円以上・2人以上世帯=463万円以上

①②の両方に該当する人

2割負担

①本人の合計所得が160万円以上

②同世帯にいる65歳以上の人の「年金収入+その他の合計所得金額」が、
単身世帯=280万円以上・2人以上世帯=346万円以上

①②の両方に該当する人

1割負担

上記以外の人

老夫婦のフィギュア

※各地方自治体に依って条件や料金等に違いがあるかも知れませんのでお住まいの自治体にご確認ください。

【要支援1】の支給限度額

私の実家の在る自治体では【要支援1】の支給限度額は50030円です。

月50030円まで利用可能で、利用者負担は年収に応じて1~3割負担ですので、約5000~15000円程度というトコロでしょう。

限度額を越えた分は利用者の全額負担になります。

【要支援1】の訪問型サービスの料金は?

負担割合と支払限度額を把握出来たら、具体的な利用料金が分かります。

現在、私の父がシルバー派遣に来てもらっているのは週2回・1日2時間づつで月に8回16時間ほど。(\1,100/時)

なので、掛る費用は月に¥18,000弱なのですが、

これを訪問サービスに当てはめると、【介護予防訪問介護相当サービス】というコース(?)になるそうで、週1~3回まで利用可能。

週1回 月1,217円
週2回 月2,433円
週3回 月3,860円

という料金設定なのですが、上記は1割負担時の料金ですので、2割負担ならこの倍。

3割負担だと3倍の金額になります。

そして、この回数は初めに決めると「急な用事で今日は来てもらわなくても結構」という時でも減額はされません。

仮に、私の父が3割負担だとして、

現在のシルバー派遣にお願いしている週2回(月8回)でお願いしたとすると、(2,433×3=7,299) で月に約7,300円。

それを8回で割ると1回約913円。

この値段だったら、シルバー派遣(1時間1,100円)の方が気軽に仕事を頼める分良いかな?と思いますね。

因みに、

2割負担だと、(2,433×2=4,866÷8) 1回約608円

1割負担だと、(2,433÷8)  1回約304円 となります。

2割・1割なら支援サービスとシルバー派遣の併用を考えた方が良いようです。
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要支援・要介護の審査や条件も厳しくなってきている

ケアマネージャーから聞いた話では

近年、高齢者が増え要支援・要介護を申請し利用する人も増加し、審査や条件も厳しくなってきているそうです。

『出来る事は利用者にやってもらう』

というのが基本の考えです。

8月からは3割負担も導入されますし、私たち世代が介護保険を利用する時代には更に条件がキビシク、料金も上がっているでしょうね・・・。

手術後に再検討

私の父は6月(半月後)に手術を受けます。

本当に要支援・要介護が必要になるのは退院後になるのですが、早目に話を聞いておきたくてケアマネージャーに相談させていただきました。

父の手術が終わり、退院した後の状態を観て現在【要支援1】が【要介護】になるかもしれません。

ケアマネージャーにはその旨を伝え退院後に再び相談する事になっています。

手術が終わってから1~2週間で担当者が病院に訪問し、担当医の意見や利用者の状態を確認するそうです。

黒板に書かれた調査の文字を虫眼鏡で拡大している画像

その情報を持ち帰りケアプランを作成していくという流れです。

要支援サービスとシルバー人材派遣を比べて

要支援サービスとシルバー人材派遣を比べてみると、

要支援で訪問サービスを頼むと1日1回45分程度でサービス内容にも縛りが多い。

キャンセルしても料金は初めに申告したまま。

シルバー派遣は1時間1,100円で希望の時間だけ仕事を頼め、キャンセルするとその分の料金はかかりません。

2時間の予定で頼んだ仕事が早く終われば30分前でも切り上げてもらえます。

「今日はこれから出かけるからここまでで結構です。」

という場合でも

「分かりました。じゃあ今日は1.5時間で付けておきます。」

と言って対応してくれます。

青空に浮かぶハート型の雲

要支援で1~2割負担の場合なら利用する方が安く済みそうですが、

3割負担の場合ですと、シルバー派遣にお願いした方が何かと助かるのではないでしょうか。

利用する人の状況に合わせて介護保険とシルバー派遣の使い分けを考えた方がよさそうですね。

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