偶々実家に帰ると
先日、偶々実家に帰った時に父から
「“倉庫”と“離れ”、月15,000円で人に貸す事になったから。」
と言われ、
「安ッ!…家賃の額はともかく貸すのはいいけど、契約書は作った?」
「そんなモノは作ってない。」
「それはダメだろ!?契約書くらい作らないと。」
「じゃあ、お前に任す。」
「!…やっぱりそうなるか。」
これ以上の会話が無駄な事は分っています。
私はそんな無責任な父の尻拭いで
思いがけず賃貸契約を経験する事になったのです。
もし急に
空いている倉庫や離れを借りたいと言われたら
まず何をどうすればいいか迷いますよね。
特に今回の場合
賃貸用に建てた物件では無いのが問題でした。
初めての賃貸契約!!
貸主・借主ともに注意しなくてはいけない
賃貸契約の注意点とは?
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実家周辺の農家事情
近年、全国的に後継者不足で辞めていく農家が増えているそうです。
私の実家周辺の地区はブドウの産地で
小学校時代の同級生の家はほとんどがブドウ農家でした。
当時の私は
この中の何人かはブドウ農家を継ぐだろう。
と思っていました。
しかし、大人になり同窓会で会った同級生に話を聞くと
誰もブドウ農家を継いでいないようです。
私もブドウ農家を継いでいない者の内の一人です。
一方で最近、若い人の間で農業への関心が高まってきていると聞きます。
ニュースやネットでも時々話題になっていますね。
実家周辺でも
数年前からブドウ農家をする為の移住者が増えつつある
という噂は聞いていました。
私の実家では父が親戚に協力してもらいながら
(私も休日は手伝いに帰っていました)
ブドウ農家を続けていましたが
ここ数年、畑で転倒する事が増え
ついに今年の収穫を最後に引退する事になったのです。
今まで作業場として使っていた『倉庫』と
数年前まで祖父母が住んでいた『離れ』が『空き家状態』になりました。
そんな時に、近所の人の紹介で
『作業場になる倉庫と住居を探している人が居る』
という話が父の所に来たのです。
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賃貸契約の為に
冒頭に書いた様に
父の言うまま適当な契約をしてしまうと
父が亡くなった後にトラブルになるかも知れません。
なので将来の事も考えキチンとした賃貸契約をした方が良い
と考えました。
後日先方と直接会って話をする事になり
私はそれまでに契約の準備をしなくてはいけません。
契約書をダウンロードするものの
「賃貸契約の基本は、契約書でしょう!」
と、私は手に負えない事を承知の上で
という契約書をネット検索しダウンロード!
・・・してみるものの一通り目を通して思ったのは
「無理~ッ!!素人にはハードル高過ぎ!」
ここはやはりプロの力が必要な場面ですがプロに頼むとお金が掛ります。
しかし、だからと言って出費をケチり変な契約をし後悔したくは有りません。
親戚に相談
親戚が賃貸経営をやっているので相談してみました。
すると不動産屋を紹介され、連絡してみると、
『先ず物件を確認、
此方と先方(借主)の間に立って
話を聞いて契約手続きまでやります。』
という返事を頂きました。
これは、凄く助かります!
もうこの時点で手数料なんて少々高くても平気!
と思える程気分が楽になりました。
借主と会う当日
少し早目の時間から不動産屋に物件を確認してもらい
問題点を指摘してもらいました。
賃貸用物件にするには!?
この時の指摘によると、
実家の倉庫も離れも、元々賃貸用の物件ではありませんので
ガス/電気/水道のメーター
が母屋と同じになっているのです。
賃貸用にするには各メーターの工事費が必要になります。
これらはトラブルになる事が多いらしく
別にしておく事をススメられました。
※我が家の倉庫にはガス/水道は有りません。電気のみです。
物件の確認が一通り終わり、約束の時間に先方が到着
不動産屋に間に入ってもらい具体的な話をしました。
先方も当日まで色々考えてきた様で
離れは借りず倉庫のみ借りたいとの事で
これはまた此方としても有り難い話です。
離れを住居として貸すとなると
普段の生活や立ち退き時のトラブルが心配でしたし
建物自体の老朽化、設備も水洗トイレでは無い等
賃貸には厳しい物件だと思っていましたので。
ガス/電気/水道メーターも要らないし助かった~!
こうして、心配していた事が次々に解決に向かい
無事賃貸契約が完了いたしました。
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当初、私が感じた賃貸契約時の疑問点とその答え
契約書はどうする?
不動産屋が用意して記入までやってもらえます。
相談料、手数料はいくら?
この時の手続きに掛った費用は家賃の2ヶ月分でした。
倉庫10,000円、離れ5,000円でしたが
倉庫のみ賃貸になったので
今回の費用は20,000円でした。
費用の支払いは数日後の契約完了時です。
倉庫の電気メーター、どちらの負担?
元々、倉庫にガス/水道は有りませんが電気は通っていますので
電気メーターが必要になります。
そこで気になるのは貸主と借主どちらの負担になるのか?
という事ですが、答えは借主負担になります。
シャッター付ガレージを借りた事のある方なら分かると思いますが
シャッター付ガレージには電気が通っていません。
電気は借主が自己負担で電気メーターを付けるのです。
倉庫もそれと同じ扱いになります。
もし、離れを貸すという事になっていたら
ガス/電気/水道メーターの取り付け費用は
貸主の負担になるようです。
その点も踏まえて家賃等を設定しないと、貸さない方がマシという事になるかも知れません。
【賃貸契約のまとめ】
借りたいという人が現れた時は、不動産屋に相談しましょう。
費用は家賃の2ヶ月分が目安です。
初めが肝心です。
面倒だからと適当に契約すると後で思わぬ費用が掛かる事になるかも知れません。
賃貸用物件でない場合は新たに、ガス/電気/水道の各メーターが必要です。
各メーター取り付けは不動産屋に相談すれば
各業者に問い合わせ・手続きまでやってくれるそうです。
賃貸契約は、素人には難しいですね、不動産屋の仲介は必要だと実感しました。