死ぬまで自分の歯で食べたい
「入れ歯で食べても美味しくない。やっぱり自分の歯が一番!」
と生前、祖父母が言っていた言葉を思い出す時があります。
食欲は人間の3大欲です。
美味しいものをバリバリ食べるには、やはり歯が大切です。
私達も、出来れば死ぬまで自分の歯で食事したいですよね!?
では、その為にはどうすれば!?
40代・50代からが大事になってくる歯の手入れとは!?歯ぐきを磨く!?
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歯が抜け出すかも知れない40代・50代
『人生50年』と言われていた昔と違い
80歳以上まで寿命が延びている時代です。
しかし、歯の寿命はどうでしょう?
あなたの歯は今のままのお手入れ方法で80歳まで残っているでしょうか?
歯の抜け始めるまでの平均年数は50~60年だそうです。
私の同年代(アラフィフ)の友人も、少人数ですが歯が抜けてきていて、
ある友人は奥歯が全滅。
別の友人は前歯が3本しか残っていません。
※歯は奥歯から抜けてくるそうです。
それらは少し極端な例で『手入れを怠り過ぎ』だと思いますが
40代・50代になってくると歯や歯ぐきに
問題を抱えている人も多いのではないかと思います。
- 冷たい飲み物がしみる。
- 歯茎から血がにじみ、嫌な臭いが。
- 歯茎が下がってきた。
など心当たりありませんか?
そうなるたびに歯医者に行くと時間も治療費も掛ります
治療後も予防を怠るとまた歯医者に通院という事になり面倒です。
定期的に歯医者に行き治してもらった後自分で予防できるなら
それに越したことは有りませんよね?
毎日朝晩歯磨きをしている人なら
あとほんの少し手間をかけけるだけで歯の寿命は格段に伸びるでしょう。
少しの手間で面倒な通院回数を減らし
歯の寿命を伸ばせるなら試してみる価値は有るのではないでしょうか?
【冷たい飲み物がしみる人】は歯の根元に凹み?!
冷たい飲み物がしみる方、鏡で見た時に歯の根元に凹みは有りませんか?
これは硬い歯ブラシでゴシゴシと強く磨くため
歯の根元がすり減っているのが原因の場合が多いです。
一番外側のエナメル質がクサビ状に削れて
中の象牙質が見えている状態になっています。
エナメル質に比べ、象牙質はやわらかいので強く磨くと更に減っていきます。
一度凹むと元には戻りませんので
歯医者で定期的に修正して(すり減った部分にレジンを詰めるのが一般的)もらうか
歯磨き粉に配合されている再石灰化成分に期待するしかないでしょう。
今以上の悪化を防ぐ、他の歯の摩耗を防ぐために
やわらかい毛の歯ブラシで丁寧に歯磨きをすることを心掛けて下さい。
ホテル・旅館の備品の歯ブラシは硬過ぎます
自分の歯ブラシを持って行きましょう。
冷たい飲み物がしみないという人でも凹んでいる場合がありますので
一度、鏡で見るか爪楊枝などで引っ掛りが無いか
歯の根元を確認しておきましょう。
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【歯グキから血がにじみ、嫌な臭いがする人】
【歯グキが下がってきた人】は歯グキに原因アリ!
●歯グキから血がにじみ嫌な臭いがする人
●歯グキが下がってきたという人
この2つの症状は歯グキに問題があります。
『歯磨きは歯を磨く為』
と思っている方、間違いです!!
歯に虫歯が無くても土台の歯グキが傷んで支えられなくなると
まだ何年も使える歯が抜けてしまいます。
『歯磨きは歯を磨く為と、歯グキをマッサージする為』
にするモノなのです。
私自身も偶に歯グキが腫れ
痛みがある時はその周囲をマッサージするように歯磨きすると
数日後 腫れが引き治りました。
歯と歯グキの境目も食べ物が溜まり易く丁寧な歯磨きが重要です。
歯ブラシだけでは限界がある!?
歯磨きは、歯ブラシだけでは限界があります。
いくら丁寧に磨いても届かない所、それが歯と歯の間(歯間)です。
爪楊枝使っているから大丈夫と思っている人も居るでしょう。
私も以前はそうでした。
歯医者に行く度、事前に歯磨きをして行くにも係らず
毎回歯間の汚れを指摘されていました。
若い頃はそれでも気になる様な事は無かったのですが
40歳を過ぎた頃から時々歯茎(特に歯間)の腫れや
血がにじむのが気になり出しました。
歯磨きの時、歯グキもマッサージするものの効果は今イチです。
考えた末、私はついに、歯間ブラシに辿り着きました。
食後、私は爪楊枝を使います。
その後、歯磨きを済ませ歯間ブラシを使ってみると
想像以上に食べカスが残っていました。
そりゃ~歯ぐきが腫れたり血がにじむはずですね。
現在私は50歳
親不知4本は抜歯しましたが他の歯は全て残っています。
私は1日2回朝晩歯磨きをしますが、昼食後歯磨きはしていません。
でも、歯間ブラシは食後毎回使わないと気持ち悪くて
持ち歩き使っています。
食後に必ず歯間ブラシを使う様になって1年が過ぎ
最近は歯間から血がにじむ事も無くなりました。
小林製薬のやわらか歯間ブラシ 細いタイプ SS-Mサイズ 40本入
一度使うとクセになります。ゴム製なので歯茎の痛みもなく、汚れが良く取れますよ。 |
まとめ
- 歯ブラシは柔らかく細い毛のモノを使いましょう。
硬い歯ブラシは歯の根元を削り、隅々まで届きません。 - 力を入れず細かく動かす様に磨きましょう。
力を入れる・大きく動かす事も歯を削る事に繋がります。 - 歯ブラシだけでは限界があります。
歯間の汚れは歯間ブラシがおススメです。(特に奥歯の歯と歯の間を念入りに) - 歯磨きの時は歯茎のマッサージも忘れずに。
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「何故、この記事を?」と疑問に思った方々へ
私は以前
歯科技工士を8年間経験し
色々な症例を見てきました。
その中で特に気になったのは
歯には虫歯も無いのに歯グキが退縮し
歯の根元まで見えてグラグラ動いているという症例です。
「自分はこんな風になりたくないな。」
と思いつつも若かったのでずっと先の話だと思っていました。
しかし
40歳を越えた頃から歯グキに血がにじんだり
歯医者で診てもらうと歯周ポケットが深くなっていたりと
歯グキに症状が出始めたのです。
そうです『歯周病』ですね。
もしかしたら
自分では分かりませんが口臭も有ったのかもしれません。
幸い通院で治る程度の症状でしたが
悪化するのは防ぎたいところです。
歯ブラシをやわらかく細い毛のモノに変え
丁寧に磨く様にしましたが
何かひとつ足りない感じでした。
そこで歯医者ですすめられ
歯間ブラシを使ってみたのですが
これが結構良い感触で
歯間の食べカスはもちろん
歯石も溜まり難くなりました。
こんなにお手軽に歯の寿命を延せる方法があるなら
それを誰かに伝えたいと思いこの記事を書きました。
読んだ方の記憶に少しでも残り
いつもより少しだけ丁寧に歯磨きと歯グキのマッサージを・・・
出来れば歯間ブラシも使ってもらい
いつまでも自分の歯で食べられる事に繋がれば幸いです。