『A勤』から『隔勤』に
無線解禁になる前日に所長から、
「来月から『隔勤』にしますか?」
と言われ、
「はい、やらせて頂きます。」
という事で、『A勤』から『隔勤』になりました。
タクシーの勤務形態(シフト)って、どうなっているのか気になった事ありませんか?
タクシーは24時間年中無休です!が、流石にドライバーはそうはいきません。
しっかり休んでリフレッシュしないと、うっかり事故になりかねません。
その為、A勤/P勤/隔勤に分かれて勤務します。
「隔勤は分かるけど、A勤?P勤?なんだそれ?」
という方もいらっしゃるでしょう。
休日も何曜日が休みとは決まっていません。
では、どうやって休んでいるのか?それぞれについて説明したいと思います。
※勤務シフトは各タクシー会社に依ります。以下は一例です。
スポンサードリンク
A勤/P勤/隔勤とは?その特徴は?
A勤とは
日勤の事で、勤務時間は朝から夕方まで。内、休憩を1時間取らなくてはいけません。
4日出勤して1日休日の繰返しで、月に約25日出勤になります。
1日の売上げ目標は2万円以上です。
暗くなってからの運転が不安という人や、酔ったお客さんが苦手という人が多いです。
客層は、通勤・通院が中心です。
P勤とは
夜勤の事で、勤務時間は夕方から朝まで。内、休憩を1時間取らなくてはいけません。
4日出勤して1日休日の繰返しで、月に約25日出勤になります。
1日の売上げ目標は各ドライバーに依ります。
昼に比べ道が空いているので走りやすいです。
A勤・隔勤に比べ、稼げます!但し、昼夜逆転の生活になるので健康面に少し不安を感じます。
客層は、やはり夜のお店が中心になります。
隔勤とは
隔日勤務の事で、勤務時間は朝から深夜まで。内、休憩を3時間取らなくてはいけません。
仕事が終わった日は『明け』になります。
月に12日から13日出勤しますが、これは、1日で2日分仕事をする事になりますので、平均すると月に約25日出勤になります。
1日の売上げ目標は4万円以上です。(1日で2日分稼ぐ為)
隔勤の勤務日は、A勤・P勤と違い変則的で、
『出・明・出・明・公・公・出・明・出・明・出・明・公・出・明・出・明・出・明・出・明・出・明・公』
つまり、
- 出勤日と明け日を2回の後、公休(丸一日休みの日)が2日。
- 出勤日と明け日を3回の後、公休が1日。
- 出勤日と明け日を5回の後、公休が1日。
の繰り返しになります。
A勤・P勤に比べ、自由になる時間が多く取れます。
家族との時間や、趣味の時間が欲しいという人が多いです。
資格取得などにも良いかと思います。
客層は、昼は通勤・通院、夜はお店が中心です。
スポンサードリンク
1日の売上げ目標って?
3種の勤務に『1日の売上げ目標』と書いていますが、これは月の売上げ目標を50万円と設定し、出勤日数で割ったモノです。
月50万円以上売上げると、手取りで25万円くらいの計算になります。(給料の詳しい話は⇒コチラ)
P勤の『売上げ目標は各ドライバーに依ります。』と書いた訳は、ズバリ!
『P勤は稼げる!!』からです。稼げるので目標はそのドライバー次第になります。
では何故P勤は稼げるのか?
何故P勤は稼げるのか?
稼ぎ時はやはり『終電が無くなってから始発まで』です。
終電時間が過ぎ、当然バスも走っていません。
そんな時間に、家に帰りたい、または早朝の飛行機に乗りたいとなると、タクシーしか無いという事になります。
この時間には一般道も高速道路も渋滞はありませんので、短時間で長距離を走れます。
短い時間で大きく稼げるのです。
※隔勤でもこの時間は稼げる時間です。が、朝から乗務しているので疲れもピークになって来ます。
深追いは禁物!眠くなったら寝るか帰りましょう。
P勤の方の話では、調子の良い時は10日で40万円という事もある様で、月に換算すると100万円ほど、給料は50万円くらいになるのでしょう。
勿論そんな月ばかりでは無いらしいですが、少なくとも手取りで月30万円は期待出来るのでは?と思います。
2人で1台
A勤とP勤は1台の車を交代で乗り、隔勤も1台の車を2人が1日交代で乗っています。
このペアは固定で、『相勤(あいきん)』と言われ、ドライバーは相勤の出庫までには戻り交代しなくてはなりません。
もしもドライバーがA勤とP勤だけだとすると、交代の時間帯にタクシーが居ない!という事になります。
その為に隔勤が必要なのでしょう。
【まとめ】
- ドライバーは自分に合った勤務を選べます。自分の体調やのライフスタイルに合った無理の無い勤務を選びましょう。
- 相勤との交代時間に遅れないように入庫しましょう。
- P勤と隔勤は深夜の長距離を走ります。特に帰りがキツイですが無理をせず眠くなったら車を止めて寝たり早目に眠気覚しのドリンクを飲むなど、居眠り運転防止に心掛けてください。
タクシー求人サイトのウソ・ホント!? につづく