介護・支援が必要になった!申請手続き方法は?費用は月々どのくらいかかる?

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「2,3年前まで普通に出来ていたのに・・・。」

良く周りで聞く言葉です。

歳をとると、今まで出来ていた事が出来なくなってきます。

若くても病気や怪我が元で身体の自由が利かなくなったり。

そうなると、ちょっとした段差や階段の昇り降り、近所のスーパーへの食料の買い出しにさえ支障をきたしてきます。

そんな時に手助けしてもらえるヒトがいると心強いものですが、

同居している家族が居なくて手助けを頼める人間がいない。

同居している家族は居るが、仕事が忙しそうで手助けを頼めない。頼み辛い。

など、様々な理由で家族に頼れない方も多いのではないでしょうか?

もし、少しの金額で介護や支援を受ける事ができるなら・・・。

これは、私の父が介護・支援の申請をしてから実際に申請が通り、介護・支援サービスを受けるまでの手続きや掛る費用などを実体験に基づき記載した記事です。

これから、又今後、介護や支援を受ける方の参考になればと思います。

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私の父の現状

先ずは、私の父の現状を書いておきます。

介護・支援の必要と思う方の状況と照らし合わせてみてください。

私の父は、78歳。

炊飯・洗濯・入浴・トイレなどは自分で出来ます。

※掃除は出来ますが、しません。そういう意識が無いようです。

数年前に母が亡くなって以来、実家で独り暮らしをしています。

私は3人兄弟で、弟と妹はそれぞれ結婚し、3人共実家から車で小1時間くらいの距離にバラバラに住んでいます。

たまに様子を見に帰りますが、頻繁に帰るのはキツイ距離なのです。

転ぶようになった父

父は数年前から時々(年に3回ほど)転ぶようになりました。

父は昨年までブドウ農家をやっていましたので、畑は足場が悪いのと、歳の所為だろうと初めのウチは思っていたのです。

しかし、徐々に転ぶ回数や怪我の程度がひどくなってきたのが気になり、家族や親戚から

「もう、農家を引退した方がいいのでは?」

という声が出はじめ、昨年末で農家を引退することに。

ところが、年明けからは、畑のような足場の悪い所でなくても転ぶようになってきました。

加えて、食事の際に箸を落とすようにもなってきました。

電車で外出した際に昇りのエスカレーターで後ろに転んだ事もありました。

どうも平衡感覚がおかしいようです。三半規管に影響がでているのでしょう。

手術が必要!?

2月に病院に行き診てもらうと、

「首の骨が神経に当っているので手術が必要。」

との事でした。

頸椎の模型

病名は【頸椎後縦靭帯骨化症(けいついこうじゅうじんたいこっかしょう)】といい首の靭帯が骨化する病気で、7個ある頸椎(首の骨)の内5個を削る手術だそうです。

手術が必要だといっても病院は混んでいて、即、命に関わるような症状では無い父の手術予定日は6月まで待たなくてはなりません。

農家を辞め、1日中家でゴロゴロしている父は気が弱くなったのか、あるいは症状が悪化しているのか、転ぶ回数も増え車の運転もおぼつかなくなり日々の食料も私が週2回買って帰らなくてはいけない様になっています。

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父の面倒を見てくれる人がいれば・・・

私も出来るだけの事をしてやりたい処ですが、仕事が在る為そんなに頻繁には面倒を見に行けません。

「誰か、買い物だけでも行ってくれるヒトが居れば・・・。」

と思っていたところ、以前テレビで観た内容をふと思い出したのです。

番組名や詳細は忘れましたが、

「家政婦さんを雇った場合の賃金は1時間2,000円くらい」

という話を。

スーパーの惣菜売り場

週2日、買い物だけでも行ってもらえれば私達の負担もかなり軽減されます。

父に相談してみました。

「お手伝いさん、頼んでみる?」

すると父も乗り気のようで、やはり誰かが家に来てくれる、家にいてくれる時間が多い方が心強い様です。

「介護保険使えるかな?」

私には介護の会社経営をしている知り合いが居るので相談をしてみました。

父の症状と6月に手術する事と家政婦さんを頼みたいが、保険を使えるのか?と。

答えは、使えるそうです。

要介護・要支援の認定が必要

保険適応は可能ですが、要介護もしくは要支援の認定を受けなくてはなりません。

これには手続きが必要で、申請後の審査には約1ヶ月ほど掛かるので1日でも早く申請した方が良いとの事でした。

申請は市役所の介護認定課に行き

「介護認定お願いします。」

といえば手続きしてくれます。

用意するものは介護保険書(65歳以上なら持っているはずです。)と印鑑

※印鑑は市町村に依り必要ない場合があります。

介護を受ける人が外出できない状態の場合は代理人のみでも手続き出来ます。

手続きの2,3日後、自宅に担当者が訪問する日にち確認の電話が掛ってきて日程を決め、

更に数日後の都合の良い日に訪問という流れです。

1ヶ月間はシルバー派遣で

介護認定の申し込みは済みましたが、認定されるのは1ヶ月後です。

では、保険が使えるようになるまでの1ヶ月をどうするか?

何処か安く買い物を頼めるところは無いか?

と思い探してみました。

各市町村にはシルバー人材派遣センターが在ります。

そこなら、1時間1,000円+事務費10%=1,100円で家事をお願い出来るのです。

※ネットで『○○市 シルバー人材』と検索すれば見つかります。

 費用は各市町村で若干違うのかも知れませんのでお問い合わせの上ご確認ください。

早速連絡すると、「担当者が見付ったら電話で連絡する」との事。

その日の内に電話があり、担当者が見付ったので面接の日取りを決め、

後日、実家で面接をして週2日、1日2時間という条件でお願いする事になりました。

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介護認定の審査

私の父は耳が遠いので、市担当者の訪問日には私が立ち会いました。

身体の不自由な度合や生活する上で不自由な事などを答えて30分くらいで終了です。

そこから約1ヶ月後に結果が出るのです。

介護認定された場合に受ける事の出来るサービスは?

現在、シルバー人材派遣では1時間1,100円でお願いしている家事は、保険が適応されれば数百円で済みます。

家中に手摺りや玄関の段差を無くす工事費用なども保険が適応され格安で出来るそうです。

【まとめ】介護・支援認定を受けるまで

介護や支援認定を受けるまでの手続きや用意するものをまとめてみました。

  • 介護保険書印鑑を用意する。
  • 上の2点を持って各市町村役場の介護認定課に行き 申し込みをする。
  • 日にちを決め自宅で審査を受ける。
  • 結果が分かるのは約1ヶ月後
  • 審査に通れば格安でサービスが受けられる。(介護や住居の改装など)
  • それまでに手助けが必要な場合はシルバー人材センターに連絡すると保険は適応されないが、安く家事を手助けしてもらえる。

以上です。

悩む女性のイメージ

介護される方も介護する方も大変です。

お互いに少しでも楽に介護に関わっていかなければ心身共に持ちません。

認定されるまでの1ヶ月さえ乗り越えれば格安で介護なり支援を受ける事が出来ますので日頃家族の世話に追われている方は一度認定を申し込んでみては如何でしょう。

今回は《介護・支援認定を受けるまで》を記事にしました。

手術のイメージ

父の介護は、手術後の方が本格化しそうなので、正直不安でイッパイなのですが、とりあえず今出来る準備は出来たかなと思います。

また審査に通り状況に変化があれば記事をUPしていく予定です。

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